書籍「チーズはどこへ消えた?」の備忘録
背景
以下の書籍を読んで、印象に残ったところを備忘録的にメモっときます。
- 作者: スペンサージョンソン,Spencer Johnson,門田美鈴
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2000/11/27
- メディア: 単行本
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概要
ある迷路で起こったチーズに関わる話。
それまで毎日手に入れられていたチーズが突然無くなった場合に、二匹のネズミと二人の小人がとる行動が描かれる。 変化を真摯に受け止め次のチーズをいち早く探そうとするネズミ。変化を受け入れられずなかなか新しい行動に移せない小人。
「チーズ」を現状手に入れられている「お金、仕事、自由」などになぞえられ、それが変化した(無くなった)場合に備えるべき・適応するべきというメッセージが、物語調で読みやすく書かれています。
メモ
変化に敏感になり、変化に備える
(p.45)
その後振り返ってみて、ホーはあらためて、チーズ・ステーションのチーズは一夜にして消えてしまったわけではないことを悟った。チーズはどんどん小さくなり、残りもしだいに古びて、もうおいしくなくなっていた。
彼は気づかなかったが、しだいにカビてきていたのかもしれない。それでも、そのまま手をこまねいていることもできただろう。だが、彼はそうしなかったのだ。
いまになってわかるのは、何が起きているのか注意して見ていたら、変化に備えていたら、あんなに驚くことはなかっただろうということだ。きっとスニッフとスカーリーはそうしていたのだ。
これからはもっと注意しよう、と彼は思った。変化が起こるのを予想し、変化を求めるのだ、いつ変化が起きるか本能的に感じ取り、それに適応する準備をするのだ。
些細な変化に気をつけたい(;´Д`)
恐怖を乗り越えれば楽な気持ちになる
(p.50)
ホーはその暗い小路を見やり、恐怖を感じた。先に何があるのだろう?何もないのか?それどころか、危険が待ちかまえているのではないか?ありとあらゆる恐ろしいことが頭に浮かんだ。死ぬほど怖かった。
それから、彼は苦笑した。恐怖のせいで悪いほうに考えるのだと思った。そこで、もし恐怖がなければすることをした。新しい方向に進んだのである。
(中略)
ホーは恐怖に捕らわれていたのを悟った。新しい方向に踏み出したことで、開放されたのだ。
まずは変化することで起こる恐怖をちゃんと意識・認識したい(;´Д`)
変化の心得
(p.65)
これまで犯した過ちを振り返り、将来の計画に生かそうと思った。人は変化に対応することができるようになるのだ。それは、 物事を簡潔に捉え、柔軟な態度で、すばやく動きこと。
問題を複雑にしすぎないこと。恐ろしいことばかり考えて我を失ってはいけない。
小さな変化に気づくこと。そうすれば、やがて訪れる大きな変化にうまく備えることができる。
変化に早く適応すること。遅れれば、適応できなくなるかもしれない。
最大の障害は自分自身の中にある。自分が変わらなければ好転しない。
そう思い知らされた。
肝に銘じたい(;´Д`)
まとめ
変化していないと思っていても必ず変化している(;´Д`)