書籍「俺のフィロソフィ -仕組みで勝って、人で圧勝する俺のイタリアンの成功哲学-」の備忘録
背景
以下の書籍を読んで、印象に残ったところを備忘録的にメモっときます。
俺のフィロソフィ 仕組みで勝って、人で圧勝する俺のイタリアンの成功哲学
- 作者: 坂本孝,福井康夫
- 出版社/メーカー: 商業界
- 発売日: 2014/08/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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概要
「ブックオフ」や、「俺のイタリアン」の「俺の株式会社」の創業者の坂本孝氏の書籍*1。インタビュー形式。
大切にしていることは以下
- 全員への理念の浸透
- 理念がないとブレる。「俺の株式会社」の理念は「仲間のために汗をかく」
- 現場の裁量権の最大化
- 現場を信じて託す。やりがいを持たせる。
- 人材こと最大の競合優位性
- 「俺の〜」関連は一流のシェフを集めて、現場主義で回している。(損益収支が最終的に合えば何をやってもOK)
メモ
惚れさせる
(p.35)
(略)100人ぐらいの中小企業であれば、社長が社員全員を惚れさせてみて初めて会社が成り立つと言っていますよね。 経営の原点はそこにあって、それが勝負の分かれ目になると思うんです。
経営は考えた理念の実践で、社長は社員の幸福を理念に据える。そして「利他」の 心をもって、社員の幸福のために社長が一生懸命努力をする。そうしたら、100人くらいの中小企業であれば、社員は社長に惚れますよと。
社長に限らず、リーダーに必要な考え方(;´Д`)
人のために何かをしてあげる
(p.75)
人の行いの中で最も美しく尊いものは、人のために何かをしてあげるという行為です。人はふつう、まず自分のことを第一に考えがちですが、実は誰でも人の役に立ち、喜ばれることを最高の幸せとする心を持っています。
最近人のために何かしていない(;´Д`)
※人のために何かするとボケ防止になるとなんか以前聞いた。(別件)
評価指標
(p.115)
でも今、「俺の」シリーズのレストランで大切にしている料理人の評価指標は「何人後輩の料理人を育てたか」なんです。それによって給料も変わっていきます。そうすると、面白いことに料理人の価値観も全く変わってくるんです。みなさん教えるということに専念し始めています。
これね、一種の大革命ですよ。
自分が特っているすべてのものを後進に伝えて、成長させようとする。ミシュランクラスの料理人が何人も揃っていて、マンツーマンで包み隠さずノウハウを伝授する。新人の料理人にとって、こんなに素晴らしい環境はありません。
”何人の後輩を育てたか”の評価指標よい。自社にあっても良さそう(*´Д`*)
まとめ
同じ理念のもと、人(外の人、内の人)のために働く姿勢が大切(;´Д`)