書籍「シンプルプレゼン」の備忘録
背景
以下の書籍を読んで、印象に残ったところを備忘録的にメモっときます。
- 作者: ガー・レイノルズ,日経ビジネスアソシエ
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2011/03/31
- メディア: 単行本
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概要
- プレゼンテーションZENでお馴染みのガー・レイノルズのプレゼン指南書。
- 内容的にはこれまでの書籍と被るところが多め。
- ガー・レイノルズ本人が「プレゼン」について講義プレゼンが収録されたDVD付き(80分)。
- DVDの内容は本書の内容。
メモ
記憶に残るメッセージの6要素
(p.36)
要素 | 内容 |
---|---|
シンプル | 「単純(混じり気がなく)」で、「明快(筋道がはっきりしていて」で分かりやすい |
意外性 | 相手の予想を裏切ったり、上回ったりする |
具体性 | 抽象的で曖昧な表現は避ける。人間の脳は、具体的な情報を記憶するようにできている |
信頼性 | 服装や話し方、誠実さや誠意などといった個人的な信用を得る |
感情 | 感情にはポジティブなものからネガティブなものなど感情に訴える要素を含める |
ストーリー | 聴衆が夢中になる良いストーリーがいる |
抑えていきたい(´Д`)
聴衆の「チェンジ(変化)」を真っ先に考える
(P.50)
すべてのプレゼンは、聴衆のアーク(円弧)を考えることから始まります。聴衆の意識や行動を、どういう状態(ビフォー)から、どのような状態(アフター)に変えたいかを考えるのです。何よりも優先して行う作業です。
(中略) 繰り返しますが、大事なのはプレゼンによって聴衆に変化を起こしてもらうという意識です。この考えは納得感はありますか?プレゼンは、聴衆に変化を起こさせ、希望を与えるものではなくてはいけないのです。
人を動かすためのプレゼン〆(´Д`)メモ
(P.56)
Step1:聞き手はどんな人か?聞き手にどうして欲しいか?なぜそれが重要か?
Step2:出発点 →(Big Idea)→ 着地点
Step3:アイデアをブレストする。グループに分ける。アイデアの順番を考える。
自己本位的ではいけない(;´Д`)
目指すべきは、シンクロナイズ(同期)
(p.71)
メディサ氏の調査結果を踏まえると、聴衆の記憶に残る最も効果的な方法は、ビジュアルとスピーチをシンクロナイズ(同期)させること。ジョブス氏は、このシンクロナイズが極めて上手です。
逆にビジュアルと話す内容が合っていない場合は、聴衆の脳は混乱し、逆効果になってしまいます。記憶に残るどころかノイズになってしまうのです。複雑なスライドしかないなら、スピーチだけの方か伝わる場合もあります。
スライドと話す内容を一致させることは簡単ではありませんが、目指す価値はあります。聴衆の心に訴える最強の方法だからです。
つい蛇足な話を口だけでしてしまう(;´Д`)
聴衆に何かしてもらう
(p.101)
練られた構成やストーリーに加えて、スライドのビジュアルも印象的になるように工夫して作った。スピーチの練習も十分して臨んだにもかかわらず、退屈そう、つまらなそうに聞いている聴衆が多くいる。
この問いに対する答えは簡単です。孔子の有名な言葉があります。
"聞いたことは忘れる"
"見たことは覚えている"
"やったことは理解する"
(中略) 聴衆の集中力を維持し、理解や学習をしてもらうには、そもそもスピーチとスライドだけでは不十分なのです。
なかなか実施は難しい(;´Д`)
プレゼンの構成
(p.103)
開始直後「コネクト(CONNECT)→繋がる」
中盤前半「エンゲージ(ENGAGE)→絆を強める」
中盤後半「サステイン(SUSTAIN)→維持する("変化"を起こして集中力を維持する)」
終了「パワフル(POWERFUL)→力強く終わる」
意識したい(´Д`)
まとめ
意識をするだけでだいぶ変わりそう(*´Д`*)