製品開発に大切なこと。【ハッカーと画家】
下記の書籍に、製品開発に大切なことが書かれていたのでメモしときます。
- 作者: ポールグレアム,Paul Graham,川合史朗
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2005/01
- メディア: 単行本
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ユーザが気に入るものという点に関しては、いくつか一般的なヒントがある。まず、自分でも使いたいと思うような、明快で簡単なものから作り始めることだ。バージョン1.0を素早く出して、それからユーザの声をよく聞きながらそれを改良していく。顧客は常に正しいっていうのは本当だけども、それぞれの顧客は別々の点に関して正しいんだ。入門レベルのユーザは、どこを簡単で明快にすべきかを教えてくれる。最も進んだレベルのユーザは、どういう機能を足したらよいかを教えてくれる。
最良のソフトウェアは、簡単であるものだが、それはデフォルト設定がそうなっているためで、ユーザが望めばその選択に限界があってはならない。ライバルのソフトウェアのできが悪いからって悦に入っていてはいけない。あなたのソフトウェアが比較すべきは、ライバルのソフトウェアの現状ではなく、あなたのソフトウェアのあるべき姿だ。
自分で作ったソフトウェアを常に自分で使うこと。Viawebはオンラインストアビルダーだったけれども、私たちは自分のサイトもそれで作っていた。
マーケティングとかデザイナーとかプロダクトマネージャだとかいう人たちの意見を、単にそういう人たちがそういう肩書をもっているからというだけで鵜呑みにしないこと。彼らが良いアイディアを出してくれたら使えばいいけれど、それはあくまであなたの判断だ。ソフトウェアはデザインを知っているハッカーによってデザインされるべきで、ソフトウェアのことをほとんど知らないデザイナーによってデザインされるべきではない。ソフトウェアの実装はできるがデザインはできないというなら、ベンチャーを立ち上げるのはあきらめたほうがいい。
心にしみる( ゚д゚ )