書籍「アップルのデザイン」の備忘録
背景
以下の書籍を読んで、印象に残ったところを備忘録的にメモっときます。
- 作者: 日経デザイン
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2013/11/27
- メディア: Kindle版
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概要
- Apple社のデザイン関連の方針・やってきたことなどのまとめ。
- ハードとして製品をどう作っているか。金型とか。
- サムスンとのデザイン訴訟問題
- 製品梱包・Apple Storeのデザインへのこだわり(顧客接点・特別感)
メモ
ユーザーを迷わせるものはいらない
(p.20)
一般ユーザーには難しいものを見せない。同じ種類の操作をさせるのに複数のボタンは要らない。一目みて使い方が分かるためには、ユーザーに用意する選択肢はできるだけ少なくしなければならない。これもスティーブの持論だった。
選択肢は最低限〆(´Д`)メモ
新しい体験を提供する
(p.128)
ジョナサン・アイブ氏にインタビュー時にうかがった話で、今も引用しているのがかつて「iMac」の背面に付いていたハンドルの話です。毎年、講義で学生たちに「このハンドル、 何のためにあると思う?」と尋ねるんですが、あれは握るという行為を誘発 (アフォード)するためのモノ。握ってパソコンを持ち運ぶためではなく、親しみやすさの象徴としてハンドルが付いています。アイブ氏は、カラフルなスケルトンカラーと丸っこい形状に加え、アフォーダンスを利用することで、iMacをより親しみやすさを感じるデザインに仕上げたのです。
へぇ〜〆(´Д`)メモ > ハンドル
(p.128)
このエピソードソードからも分かるようにアップルは一貫して、ユーザー体験を軸にモノ作りを続けてきました。(中略)アップルは、製品1つひとつの機能やユーザビリティ ーの質を向上させつつ、イノベーティブな体験を提供してきた企業です。人々に新しい体験を提供することを目指し、自らのアイデアや価値観を貫き続けたのがスティーブ・ジョブズ氏。その考えをアイブ氏が率いるデザインチームが「妥協なき形」に仕上げることで質の高い体験を提供し、次々に革新を起こし続 ける今日のアップルがあるのです。
(中略)
日本が誇ったソニーの「ウォークマン」は、かつて、音楽プレーヤーを持ち運べるようにしたことで音楽の聴き方に革新をもたらしました。混みいった電車の中でも1人の世界に浸れるという体験を若者に提供したです。単に小型化したからではなく、小型化によって新たな体験を提供できたことが、ウォークマンをイノベーティブな製品に押し上げたのです。
「機能」だけに目が行きがちだけど、それがもたらす「体験」も大切〆(´Д`)メモ
まとめ
ストレス無く、新しい体験を提供する(´Д`)