製品に必要な品質属性
下記の表は、以下の本からの抜粋です。
- 作者: Karl E.Wiegers,大久保雅一
- 出版社/メーカー: 日経BPソフトプレス
- 発売日: 2004/02
- メディア: 単行本
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属性 | 説明 |
---|---|
保守性 (maintainability) |
別のプログラムにとってコードがどれほど理解してやすく変更しやすいか。よく構造化され、十分コメントがついているか。 |
堅牢性 (robustness) |
予想外の稼働条件の下で製品がどう応答するか。不正な入力または入力がなき場合に備えて、デフォルトが指定されているか。 |
信頼性 (reliability) |
フォールトトレラント(対障害性)か。効果的な例外処理とエラー回復の仕組みを有しているか。 |
効率性 (efficiency) |
プログラムがメモリ容量またはプロセッサをどれくらい使うか。アルゴリズムは最適化され、不必要な演算は回避されているか。 |
再利用性 (reusability) |
コンポーネントは他のアプリケーションに再利用できるか。プログラムはよく分割され、モジュール化された設計で凝集度は強く、結合度は緩くなっているか。 |
完全性 (integrity) |
ソフトウェアやデータが、許可されていないアクセス、情報損失、変更、ウィルス感染から守られているか。 |
拡張性 (scalability) |
システムはより多くのユーザー、サーバー、データ、その他のコンポーネントに、許容できる性能とコストで適用できるか。 |
成果物をレビューする際、上記のような指標にそって行うと効果的です。