主なOSSの構成管理ツール
最近のサーバ構成管理のツールは以下の通り。(日経コンピュータ 2013/8/22より抜粋)
名称 | Puppet | Chef | Ansible |
---|---|---|---|
開発元 | Puppet Labs | Opscode | AnsibleWorks |
初版リリース | 2005年 | 2009年 | 2012年 |
DSL | 内部DSL | 外部DSL | 外部DSL |
構成 | クライアント/サーバー型 | クライアント/サーバー型 | エージェントレス型 |
構成管理情報の定義ファイル名称 | マニフェスト(Manifesto)として定義 | レシピ(Recipe)や、レシピの集合体であるクックブック(Cookbook)として定義 | Playbookとして定義 |
情報の送信方式 | PUSH型/PULL型 | PULL型 | PUSH型 |
サイト | http://puppetlabs.com | http://www.opscode.com/chef | http://www.ansibleworks.com |
PuppetとChefはなんとなく知っているし使ったことがありますが、Ansibleについては知りませんでした。日経コンピュータには以下のように書かれていて、今後使ってみたいです。
Ansibleは、2012年に生まれた新たなツールである。特徴の一つは、管理対象にモジュールを置く必要がないエージェントレスであることだ。他のツールはクライアント/サーバー型であり、一定のシステム規模以上で力を発揮するものの、小規模の環境では導入の高かった。
米アンシブル・ワークスのマイケル・デハーン氏は、構成管理情報を定義する”Playbook”の可読性に言及した。一般に、構成を記述する定義ファイルは複雑になり、メンテンナンスが難しくなることが少なくない。Ansibleでは、YAMLという可読性の高い形式で定義されるため理解しやすいものとなっている。
これは、システム開発者がシステム運用者に構成情報を伝える必要に生じた場合、Palybookそのものを用いた情報伝達が可能となることを意味している。システムの構成変更が頻繁に生じるクラウド環境では、大きなメリットとなり得る。