書籍「NASAより宇宙に近い町工場」の備忘録
背景
以下の書籍を読んで、印象に残ったところを備忘録的にメモっときます。
- 作者: 植松努
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2013/01/29
- メディア: Kindle版
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概要
- ロケット・設備開発をしている北海道の田舎の小さな企業の取締役、植松氏の著書
- 宇宙開発をするにあたって大切にしている、学んだ考え方
- 自分で思ってしまう、他人に言われてしまう「どうせ無理」という考え方を捨てることが大切。
メモ
知恵(知識)と経験は大切
(p.70)
(樺太のソビエト侵攻によって円の価値がなくなった話があって)
(略)ばあちゃんは教えてくれました。お金はくだらないよ、一晩で価値が変わっちゃうからね、と。お金があったら本を買いなさい、頭に入れてしまえば誰にも取れないし、その知識が必ず新しいことを生みだすと教えてくれたんです。ばあちゃんは知恵と経験にはお金と同じ価値があるということを教えてくれました。
知恵(知識)と経験が大切。
「何もしない」は何も生まない
(p.84)
(略)社会も人生も問題だらけです。 その問題を、知ったかぶりをしたり間違いを認めなかったりしていては、全然解決できないんです。
知らないことは知りたいと思わなければいけません。そして、間違えたら、もうい っペんやればいいんです。それで問題は解決できます。でも、問題解決能力を与えられていない人たちは、しょうがないから問題を先送りしたり無視したりするしかなくなってしまいます。
また、知らなくてもいい状態や間違えないですむ状態、すなわち「何もしない」という道を選択してしまった場合も、問題解決能力は永久に身につくことがありません。
暇なら勉強する
(p.122)
暇だったら勉強すればいいんです。腕組んで待っていたってしょうがありません。
暇というのは、実は大事なことなんです。ギリシア語で暇を「スコーレ」といって、これがスクールの語源だそうです。つまり、暇というのは学ぶべき時間なんです。ギリシア人は、暇というものから学校をつくりだしたそうです。だから、暇なら学べばいいんです。
暇なときテレビを見続けるのを是正したい(´・ω・`)
夢と仕事に違い
(p.170)
夢とは、大好きなこと、やってみたいことです。
そして仕事とは、社会や人のために役に立つことです。
ちゃんと仕事したい(;´Д`)
趣味とは自分ですること
(p.123)
僕はアメリカに行ったときに自己紹介で、本が好きですと言ったら、どんな本を書いているんですかと聞かれてしまいました。次に会った人に僕は映画が好きですと言ったら、どんな映画を撮っているんですかと聞かれてしまいました。
彼らは言いました。
「お金を払ってしてもらうことはサービスですよ。それは趣味じゃありません」
趣味とは自分ですることだと教えてくれました。
趣味のハードルが高い(;´Д`)
まとめ
技術的なこととか、苦労話、開発物語の話かと思ったら、人生哲学本だった(´Д`)
無理だと思わずやってみたらできちゃうところがすごい。