書籍『ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!』を読んだ。
下記の本を読んだので、その感想を一言。
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/02/10
- メディア: 文庫
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【手にとったきっかけ】
著者の梅田望夫さんは、自社の社外取締役です。本屋で、ふとその名前が目に入ったので購入しました。
【内容】
著者の梅田望夫さんは、10年以上シリコンバレーに身を置き、IT分野の発展・変動を見てきました。その流れや教訓を著名人(例:グーグル創業者、アップルCEOなど)の言葉を引用し示しています。シリコンバレーの文化や人々の考え方に触れることができます。
※2008年出版なので時代的にはちょっと昔で、Googleが既に強者となっていて、これからfacebookの勢いがすごいという時代です。IT分野の時代の流れは早いですね。
【所感】
文中にGoogleの人材採用の話があり、採用の観点は大きいものから示すと、
- 頭がいいこと。
- 何かを達成した実績があること。
- コミュニケーション力があること。
- グーグリネスがあるか。
1は単純に頭にいいことが求められます。私はこの時点で切られそうです。
2は実績があることが求められます。Googleを始め採用にはこれまでどんなアウトプット出してきたかを示す必要があるそうです。成果物を見ないとそのヒトのスキルはわかりませんね。「こいつはすごいな!」と思わせないと。
3については、日本企業でよく求められている条件ですね。ソフトウェア開発ではチーム開発が主なので最低限のコミュニケーションが求められます。
4は自社の風土にあっているかです。アメリカの企業では採用予定者に対して、開発チームのメンバーがそれぞれ面接し、その結果の人事に伝えるやり方が多いそうです。日本では、人事が人材を見極め、開発チームがよく知らないヒトを受け入れます。海外と日本では、企業内の採用のベクトルが逆ですね。