KPTの指標
以下の書籍に、振り返り手法のKPTについて達成レベルの指標が示されていたので、メモっときます。
- 作者: 天野勝
- 出版社/メーカー: すばる舎
- 発売日: 2013/08/23
- メディア: 単行本
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KTPの指標
No. | 観点 | 指標 | 単位 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | チームとして十分に意見が出ているか | 新規意見の総数÷参加人数 | 個/人 | 意見が多いほどよい。継続的に見ていき、以前よりも減っていたらマンネリ感が出ている可能性があり。 |
2 | メンバーから均等に意見が出ているか | 新規意見の数の分散 | - | 分散が少ないほどメンバーが同じ数だけ意見を出している。 |
3 | 問題意識が高いか | 新規Problem数÷参加人数 | 個/人 | 意見が多いほどよい。継続的に見ていき、以前よりも減っていたらマンネリ感が出ている可能性あり。テーマを変えるなどの対応をするとよい。 |
4 | ↑ | 新規Problem数÷新規意見の総数 | % | 30%前後が望ましい。 |
5 | 改善策を十分に考えているか | Try数÷(Keep数+Problem数) | % | 80~120%前後が標準的。少ない場合はTryを考える時間を多めにとるとよい。 |
6 | ↑ | Keepに対するTryの数÷Tryの数 | % | 50%前後が望ましい。0に近い場合はProblemに対するTryしか考えられておらず、チームとして固い雰囲気になっていないか注意。 |
7 | ↑ | 実施するTry÷新規Try | % | 30~70%前後が標準的。100%に近い場合は、言ったもの負けの状況になっているか、自由な発想のTryが出ていなく、チームとして固い雰囲気になっていないか注意。 |
8 | カイゼンできているか | 今回解消されたProblem数÷前回挙げたProblem数 | % | 100%前後になるのが望ましい。定常的に80%以下が続くようであれば、Problemが溜まってしまっている。 |
9 | ↑ | (Problemが解消された日-Problemが挙がった日)÷KPTの実施間隔の平均 | - | 1~2に収まっていればよい。2よりも大きくなっている場合に、大きい問題ばかりを扱っている可能性あり。軽い問題を挙げることも意識すべき |
10 | ↑ | 今回KeepとなったTry数÷前回実施すると決めたTry数 | % | 80~100%前後が標準的。50%を切る場合は、実施が困難なTryになっているか、チームで決めたことをチームで守れない状況になっていないか注意。 |
振り返りの実施したら、上記の指標を参考に「振り返り」の振り返りを実施して、「振り返り」の品質も向上する必要があることを学びました(´Д`)