学ぶ文化の形成
以下の書籍に、「メモリスペースと時間(速度)のトレードオフを学ぶ方法」について記載がありましたが、一般的な技術習得にも言えると思います。
人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない (Professional Computing Series)
- 作者: フレデリック・P,Jr.ブルックス,Frederick Phillips,Jr. Brooks,滝沢徹,富沢昇,牧野祐子
- 出版社/メーカー: アジソンウェスレイパブリッシャーズジャパン
- 発売日: 1996/02
- メディア: 単行本
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マネージャーは、チームがメモリスペースと時間のトレードオフの問題にうまく対処できるようにするため、二つの方法をとることができる。一つは、チームにプログラミングテクニックの習得を十分させることである。彼らの機知や古い経験に頼ってばかりではいけない。このことは、新しい言語あるいは機械についてはとりわけ大切だ。こういった類のものを使いこなすには、できるだけ短期間に学び、みんなで共用する必要がある。新しいテクニックの習得に特別賞を与えたり表彰したりしてもよいくらいだ。
※ちなみに、二つ目は以下です。
次にできることは、プログラミングには技法があり、コンポーネントは組み立てなければならないということを認識させることだ。プロジェクトそれぞれに、キュー、サーチ、ハッシング、およびソートに関する適切なサブルーチンあるいはマクロが満載のノートが必要だ。そういう機能一つにつき、ノートには少なくともプログラムを二つ、簡略版と全機能版を収録していなければならない。こういった技法の開発は、システムアーキテクチャとして並行して行える、重要な実現作業である。