なみひらブログ

学んだことを日々記録する。~ since 2012/06/24 ~

書籍『アプレンティスシップ・パターン』からの引用 - 永遠の学習-自分のしごとを省みる

アプレンティスシップ・パターン ―徒弟制度に学ぶ熟練技術者の技と心得 (THEORY/IN/PRACTICE)

アプレンティスシップ・パターン ―徒弟制度に学ぶ熟練技術者の技と心得 (THEORY/IN/PRACTICE)

 

【5章 永遠の学習-自分のしごとを省みる(Reflect As You Work)より。】

十分に長い期間続けていれば、「経験者」を呼ばれ始めますが、それがあなたの目標であってはいけません。経験が示すのは、あなたが生き延びてこられたことだけです。学んだ量を示しているのではなく、過ぎ去った時間を示しているだけです。ソフトウェア業界のある部分では、能力の大幅な向上をしなくても、一年で経験したことを10回繰り返すのは非常に簡単です。実際、これは時として、反経験(anti-experience)になることがあります。つまり、年を重ねることが、単に身につけた悪い癖を強化しているだけの現象です。したがって、あなたのゴールは経験を積むことではなく、スキルが上がることであるべきです。スキルレベルが上がることが、自分の労働習慣を調査し、状況に合わせて変化し、改善するために費やした努力に対する、唯一の意味がある証なのです。

「学ぶ→実践する→応用する/広げる」でいうところの「学ぶ→実践する」の単純な反復で止まらず、「応用する/広げる」ことをして、スパイラルアップでスキルアップ(≠経験を積む)をしていきたいものです。